三冊目『呼吸の本』谷川俊太郎さん 加藤俊朗さん

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困ったとき、緊急のとき、切羽詰まったとき、人生の岐路に立ったら、必ず一呼吸。

吸って吐くから、
吐いて吸う へ。

吸うほうが先で、胸が主導権の呼吸から、
吐く方が先で、腹が主導権の呼吸へ。

そして、足の裏に意識を向ける。
足の裏に意識を集中し、
足の裏で吐く。
足の裏で吸う。
吐くとき、足の裏から地球の中心に向けて吐く(ただそう思うだけです)。

ともすれば直近のことに思いをはせ、不安 がよぎってくるけれど、
そんなときに、静かで深く長い呼吸をすることの大事さ。

この本は、そんな落ち着きと気持ちの集中を与えてくれる本です。

あと、装丁がシンプルだけど、抜群にきれい!
そして、文章も、さすが谷川俊太郎さんとの本だけに、難しくなく、それでいて綺麗で、言葉が入ってくる。